(株)田中精肉店
(株)田中精肉店
インタビュー 川下 久(かわしも ひさし)さん
川下店長が40年前、アルバイトとして田中精肉店に来られた時、店先には鳥がまるごとぶら下がっていて驚いたとか。川下店長が20歳頃の話しだ。「昔は、大家族が多かったから、鳥をまるまる一羽買って、家でブツ切りにしていたのでしょうね」と遠い昔を懐かしむ。
店内には、なぜか3人掛けのソファーが設置してある。お肉屋さんにはめずらしい光景に「このソファーは、座っていいんですか?」とちょっと間抜な質問をしてしまう。「お客様には年配の方が多いので、ちょっと疲れた時休んでもらおうと思って」とのこと。いかにも個人商店らしい気づかいの仕方だ。
取材の途中でも、店前を通るおなじみさんに「今日は寒かですね」「今、お帰りですか?」などと気軽に声をかける川下店長。40年間変わらない光景なのかもしれない。
「多くのお客様と知り合いになれたことが、この仕事をしていてよかったことですね」と、柔らかな口調で話される。結束力のあるこの俵町商店街で、これからも田中精肉店で、川下店長の変わらない接客にお客様は和まれてお買い物をされるのだろうなとほほえましく感じた。
電話番号 | 0956-22-4645 |
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住所 | 長崎県佐世保市俵町7-2 |